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🧭今や連休の象徴。でも本来の意味とは?
2025年の「海の日」は、7月21日(月)。多くの人にとっては「3連休やった!」という日かもしれません。
でも実は「海の日」って、もともとは全然ちがう日だったんです。
そして本来は、“海の恩恵に感謝し、海洋国家・日本の繁栄を願う日”。
つまり、祝日としての深い意味もある日なんです。
🧭 明治天皇の船旅がきっかけだった
「海の日」の始まりは、1876年(明治9年)。
明治天皇が灯台巡視船「明治丸」に乗って東北からの巡幸を終え、無事に横浜に帰港した日に由来します。
この日は「海の記念日」として広まり、のちに正式な国民の祝日となったのが1996年(平成8年)です。
参考:海の日プロジェクト(https://www.kaijipr.or.jp/marine_day/)
🧭祝日がズレる「ハッピーマンデー制度」
「え?なんで7月21日?毎年日付変わるの?」という疑問はごもっとも。
これは2003年に導入された「ハッピーマンデー制度」の影響です。
この制度により、海の日は毎年7月の第3月曜日に固定されました。
🎯 メリット:
- 毎年3連休が生まれる(旅行・レジャーの計画が立てやすい)
- 経済活性化に貢献(観光業・交通業界など)
😐 デメリット:
- 本来の意味や由来がぼやけてしまう
- 昔の固定日に馴染んでいた世代には違和感も
2020年・2021年には東京五輪の影響で、祝日が木曜日に変更されるなどの特例対応もありました。
🧭 まとめ 意味を知るともっと有意義な休日に
「ただの連休」と思われがちな海の日ですが、
- 明治天皇の船旅を起源とし、
- 日本という海に囲まれた国にふさわしい意味があり、
- 今もなおカレンダー上で“動く祝日”として話題になる。
そんなストーリーが詰まった日なんです。
せっかくの海の日、今年はちょっと歴史や意味に思いをはせながら過ごしてみては?
📚 参考・エビデンスリンク:
- 海の日プロジェクト:https://www.kaijipr.or.jp/marine_day/
- 国土交通省 明治丸資料:https://www.mlit.go.jp/common/001097256.pdf
- Wikipedia「海の日」:https://ja.wikipedia.org/wiki/海の日